奴隷解放
鉱山奴隷A:「な、なんだったんだありゃぁ……」
鉱山奴隷A:「と、ともあれ命拾いしたぜ」
リク:「……。」
鉱山奴隷B:「助かった……いや、まだ半分だ。そうだろ?」 足かせを指差す
ヴァルドー:「……さぁて」
ポッケ:「奴隷として働いていた証拠としてこのまま訴え出たいと思うんだけど」
デルタ:「…鍵はありました?」
ポッケ:「まぁ、君達も不便だろうからね」
ヴァルドー:「……はぁ、あったよ、ほれ」ちゃり
ヴァルドー:鍵束を取り出す
鉱山奴隷B:「ヒュウ! 流石ァ、助かったぜ!」
リク:「約束……でしたからね」
デルタ:「良かった…」
コボルド:「良かったなぁきみたち、これで自由の身になれるぞ」
子供A:「ほんと!? おうち帰れるの!?」
子供B:「……」 嬉しそうではない子もいる。そもそも家がないのだろう
ヴァルドー:「反故にゃしねぇよ、代わりにティダンかミルタバルに情報垂れこんで来いよお前ら」
鉱山奴隷A:「わかった、そうするよ」
リク:「……。」子供たちの様子に複雑な表情を浮かべる。助けてあげたいのは事実だが引き取れるほどの余裕はないのだ。
ポッケ:「ミルタバルといえば、この間の信徒たちに訴え出るのもいいかもしれないね」
元豪農の『ケルヴェス』:「…………」デルタをちらちらと見てはいるが、邪魔してはいけないと思ったのか黙っている
ポッケ:「あの時はなんて名乗ったっけな…ミーナだったかな」
ヴァルドー:「そうだよ……よりによってそれを忘れんなよ痴呆兎め」
デルタ:「…”彼女”に相談するのも良さそうですね。さ、皆さん足枷を出してください」
ポッケ:「早速恩を返してもらおうじゃないか」
しげ:奴隷たちは順にデルタの前に出る
デルタ:カギをヴァルドーから受け取って…外していっていいかな?
鉱山奴隷A:「ミーナ? その名前を出せば厚遇されんのか?」
ヴァルドー:おk!
リク:OK
ポッケ:「あぁ、どこまで通じるかはわからないけどね」
リク:「厚遇されるかはわかりませんが……一応所縁のある名前だとは言っておきます」
ヴァルドー:「まぁそうだな……その名前から聞いたとでも言っとけ」
鉱山奴隷A:「? まあ、わかったよ」
デルタ:では一人一人枷を外して…最後にケルヴェスの順番になる。
元豪農の『ケルヴェス』:「……」
元豪農の『ケルヴェス』:何を言おうか迷っているかのように、口を開いては閉じ…としている
デルタ:パチリと枷を外し、そして深々と一礼する。「お久しぶりです、ご主人様」
リク:身寄りのなさそうな子供をそっと抱き寄せながら二人の様子を伺っている
デルタ:「ご主人様がいなくなって、探したんですよ?……本当に書置きの通りに、こちらにいらっしゃるとは驚きましたが」
元豪農の『ケルヴェス』:「……すまない」
元豪農の『ケルヴェス』:「これが最善だと思ったんだ。だが……逆に迷惑をかけてしまったようだな」
子供A:「おにーちゃん、なにあの2人」 リクに尋ねる
リク:「えっと……その……」なんと説明すべきか悩み、よくわからない言葉をもごもごと呟いている。家族?主従?ルーンフォークのソレを何と表現すべきだろうか……
デルタ:「いえ」デルタはケルヴェスの頭を撫でる。「……貴方が無事でよかった」
ヴァルドー:「(アホとドジ)」と小声でつぶやいておく
元豪農の『ケルヴェス』:デルタに触れられると同時、涙が溢れた
リク:「(そ、そんな言い方は…………えっ!?)」
元豪農の『ケルヴェス』:「すまなかった……いや、もっと言葉を尽くして謝りたい、謝って赦されるのかもわからないが、それでも……!」
子供A:「ふーん」
子供A:「ぶきよーなんだね?」
リク:「そ、そうですね……」年齢不相応にも聞こえる少女の言葉に小さく苦笑
ヴァルドー:「あってるあってる」ケラケラ
デルタ:「もう!いいんですよ?私は」ぴっと指を彼のおでこに当てる。「謝罪の言葉は、奥様と使用人の方々に取っておいてあげてください。それに…」
デルタ:「これからやらなくちゃいけないことも、私が話したい仲間や冒険の事もいっぱいあるんですから」
デルタ:「ね?」
ヴァルドー:「ハ、なんだ、そいつ探し出して目的達成!としておかねぇのか?」にやりと笑う
ポッケ:「借金の問題が残ってるからねぇ」
元豪農の『ケルヴェス』:「ああ、聞かせてくれ……!いくらでも、いくらでも聞くから……!」 涙を流しながら、笑った
子供A:「……?」 デルタたちを見て、それからリクとヴァルドーを見た。左手で作った輪っかに、右の人差し指を入れながら
リク:「!?!?」ギョッとした表情で少女を見る
デルタ:「それもそうですが……あんな光景を見せられて、そのままにはしていられないでしょう」
ポッケ:さすが死骸区民
子供A:合ってるか? とでも言うように首をかしげた
ヴァルドー:「……」にや、グッとサムズアップした、リクの頭上なので目には入らないだろう
子供A:「フフン」 ヴァルドーに笑いかけた
リク:「そ、そそそそ……そんなことは……」無い、とは言い切れず真っ赤になって小さく震えるのみだ
ヴァルドー:「ハハン」
デルタ:「…?」デルタはそっちの話を聞いていなかった。
しげ:さて、他にやりたいRPがなければ地上に帰還としますが、いかがです?
ヴァルドー:おk!
ポッケ:OK!
リク:へーき
デルタ:ok
しげ:ハーイ
おたのしみ…………?
しげ:(いい画像がなかった)
しげ:さて、地上に戻ったきみたち
しげ:荒野、さほど遠くない距離には雑多で粗末な住居群
しげ:そしてその中心に伏している魔動巨兵
しげ:――死骸区が見える
しげ:だが、いつもとその様子が違った
しげ:死骸区の各所から、火の手が上がっているのだ
ヴァルドー:「ん?」
デルタ:「…まさか」
リク:「!!」
ポッケ:「おや?」
ヴァルドー:「おいおいおい……まさかさっきの連中もう上がってきたのか……?」
リク:「そ、そんな……!」絶望の表情を浮かべる
しげ:遠くに、小集団同士が戦っているのが見える
しげ:それはヴォークスたちではなかった
しげ:ミルタバル信者と、ティダン信者たち。及びその傭兵隊だ
ポッケ:「ヴォークスじゃなさそうだけど」
ポッケ:「うわぁ…」
リク:「な……」
ヴァルドー:「あぁ?ってありゃ……神殿の連中?」
ポッケ:「なにやってるんだか…」
デルタ:「人族同士…でも、ここまで大規模に…?」
しげ:小集団同士の戦闘はやがて戦線を形成してゆき、魔動巨兵の上を中心にして膠着状態に陥った
ヴァルドー:「……もしかして、地上までぶち抜いたが切っ掛けかね」
リク:「こんな危険が迫ってる時だというのに……」ヴォークスのことを想起する
ヴァルドー:「ど派手な花火だったからなぁ……」
リク:「……或いはそれも計算のうちだったのでしょうか」
ヴァルドー:「いやぁ、流石にあの土壇場でそりゃねぇだろ」
しげ:さび拾い――最貧民の一人が、逃げるようにしてきみたちのほうにやってきた
ポッケ:「話を聞いてもらえそうにはないねぇ」
ヴァルドー:「単純にアイツらがあほなだけじゃ……っと」
しげ:そしてこう言った。
しげ:「逃げたほうがいいよ、魔動巨兵に空いた穴を巡って戦争が起きている」と。
デルタ:あー
ヴァルドー:「あーあーあーあー、分かりやすいなぁ」
デルタ:「………」
リク:「うぅ……そうなりますよね……」
しげ:さび拾いはそう言ったきり、荒野へと逃げていった
ヴァルドー:「デカイ入口だかんな……」と天を仰ぐ
しげ:この状況で解放奴隷たちをどうするのか。きみたちはどうするのか。
しげ:――といったところで、第三話は終了となります
しげ:オツカレサマドスエ!
ポッケ:むむむ
リク:うおーーー
ポッケ:オツカレサマドスエ!
リク:オツカレサマドスエ!
ヴァルドー:オツカレサマドスエ!
ヴァルドー:混沌としてきた!!
デルタ:オツカレサマドスエ!
デルタ:ティダン神殿・ミルタバル神殿・ヴォークス共・俺らの4つ巴だ
リク:>俺ら<
ポッケ:勢力弱すぎひん?
リク:まぁ実際独立してるからな
しげ:😉
しげ:【経験点】
ヴォークス・ソルジャーLv5 ×23
バルバLv4 ×2
エルトリアスRD(Lv7相当)
討伐小計1300点
基礎経験点2500点
合計3800点
しげ:おいGM! 雑にヴォークス20体処理したことにしたら経験点やべーことになってるぞ!?
リク:ワオ
しげ:【お金】
ドロップ+取得物合計 13850G // 一人あたま3463G
(首切り刀を売る場合: 28850)// 一人あたま7213G
しげ:おいGM!最終話目前だからって奮発しまくったらお金やべーことになってるぞ!?
しげ:【剣の欠片】
12個(名誉点60相当)